2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4601ページ
ナイス数:26ナイス

人間臨終図巻2<新装版> (徳間文庫)人間臨終図巻2<新装版> (徳間文庫)感想
いやはや、続けて読んでるとすごい本。自分の死に様はどうなるのか、と思わされる。やはり秀吉はキライらしい。解説者を知らんのだが、仰るとおり確かに完結後も書き続けて欲しかった。特に、昭和天皇手塚治虫美空ひばり等はどういう文章になったのかすごく気になる。
読了日:9月29日 著者:山田風太郎
人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)感想
うーむ、このヒトが亡くなったのは自分と同じ年の時だったのか、とか、いろいろ考えさせられるすごい本。アシモフ的なデータ整理に関するこだわりと、厳しくも優しい寸評が読み応えあり。とりあえず、山田風太郎は秀吉はキライやったような。
読了日:9月27日 著者:山田風太郎
宗教聖典を乱読する宗教聖典を乱読する感想
改題、文庫化されてるのを忘れてて買ってしまった…。新刊やったら釈先生に印税が入ったやろうけど、中古やったので、アマゾンと古本屋さんを儲けさせただけ…。
読了日:9月26日 著者:釈徹宗
死では終わらない物語について書こうと思う死では終わらない物語について書こうと思う感想
ふーむなるほど。釈和尚の語る「物語」に共感する部分が多いなと思ってはいたのだけれど、浄土真宗の僧侶でありながら宗教学者でもあるという、(本来は)体感すべき宗教というものを論理で理解しようとしてしまう、というところがあたしに似ているからかもしれない。あたし自身、仏教とは、イスラムとは、キリスト教とは、と考えがち。本書で数多く紹介されている、死を超えた物語にあたしも出会えるのだろうか?良書です。
読了日:9月23日 著者:釈徹宗
パイロット・イン・コマンド (新潮文庫)パイロット・イン・コマンド (新潮文庫)
読了日:9月17日 著者:内田幹樹
操縦不能 (新潮文庫)操縦不能 (新潮文庫)
読了日:9月16日 著者:内田幹樹
機長からアナウンス第2便 (新潮文庫)機長からアナウンス第2便 (新潮文庫)
読了日:9月15日 著者:内田幹樹
機長からアナウンス (新潮文庫)機長からアナウンス (新潮文庫)
読了日:9月13日 著者:内田幹樹
父・宮脇俊三への旅 (角川文庫)父・宮脇俊三への旅 (角川文庫)
読了日:9月13日 著者:宮脇灯子
私の途中下車人生 (角川文庫)私の途中下車人生 (角川文庫)
読了日:9月13日 著者:宮脇俊三
聖地巡礼ライジング: 熊野紀行聖地巡礼ライジング: 熊野紀行
読了日:9月7日 著者:内田樹,釈徹宗
現代霊性論現代霊性論
読了日:9月5日 著者:内田樹,釈徹宗
大阪の神さん仏さん大阪の神さん仏さん
読了日:9月5日 著者:釈徹宗,高島幸次
ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるかホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか
読了日:9月4日 著者:ランドール・マンロー
大阪アースダイバー大阪アースダイバー感想
あたしのまわりの界隈で非常に高く評価されている本。(お値段がそれなりなので、読むのが遅れた。)著者と本書のナビゲーターを務めたお2人の講演会(鼎談会)にも行った。あたし自身は40年以上大阪で暮らしてきてるが、なるほどねぇ、という指摘は数多い。読んでる途中で、これはと思ったきわどい話題にもきっちり切り込んでおり、好感が持てる。で、まぁ、面白い本である。ただ、どうしても著者が学者であると思ってしまうせいか、こんな情緒的な文章でいいのか、とツッコミたくなってしまう。江さんの著作とは逆に、大阪初心者向けなのかも。
読了日:9月3日 著者:中沢新一

読書メーター

2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:285ページ
ナイス数:12ナイス

声に出して読みづらいロシア人 (コーヒーと一冊)声に出して読みづらいロシア人 (コーヒーと一冊)感想
ミシマ社のウェブマガジンの連載をまとめたもの。ちょっとした読み物として、コーヒー片手に読むのに最適。まぁ、こういう本は小理屈をこねずに楽しむのがよろしいのでしょう。いやはや、ミシマ社は面白い本出すなぁ。(もちろん、筆者の選択がよいことも挙げられる。)
読了日:8月31日 著者:松樟太郎
新訳 ゲリラ戦争―キューバ革命軍の戦略・戦術 (中公文庫)新訳 ゲリラ戦争―キューバ革命軍の戦略・戦術 (中公文庫)感想
世界中で政治的アイドルであり続けているゲバラ。本書を読むと骨の髄まで合理主義者だったことが分かる。思考が理系なんだよね。(ちなみにゲバラは医師。カストロは弁護士。)ゲリラ戦の手引きとなっている本書だが、徹頭徹尾、実践的で、イデオロギーは介入していない。ゲバラカストロ共産主義者だったのではなく、民族主義者だったということがよく分かる。解説によると、実戦に即したゲリラ戦論は、毛沢東ゲバラ、ボー・グェン・ザップぐらいしかないとのことだが、ザップ将軍の著と比べても、非常に論旨が明確でイデオロギー臭は皆無。
読了日:8月28日 著者:チェ・ゲバラ

読書メーター

2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1168ページ
ナイス数:20ナイス

宮脇俊三 鉄道紀行セレクション全一巻 (ちくま文庫)宮脇俊三 鉄道紀行セレクション全一巻 (ちくま文庫)感想
著者、宮脇俊三の文字を久しぶりに新刊で見て、思わず購入。あたしのようなディープな宮脇ファンは全て読了済みのアンソロジー。という訳で、実は宮脇さんをよく知らない人にこそおすすめの1冊なんでしょうな。ただ、ああ、この話読んだなぁということがたくさんあって、読み返してみようという気にさせられた。時刻表2万キロとか最長片道切符の旅とか。
読了日:7月24日 著者:宮脇俊三
ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるかホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか感想
副題にもある、野球のボールを光速の90%で投げたらどうなるか、という章をネットで読んで即買い。見えへんやん、捕られへんやん、というのはド文系の反応。NASAのロボット工学者だった著者にかかると、とんでもない結末を迎える。(興味のある人はネットを検索してみてね)Wikiをパロった文体といい、時間の長さを表すのに「ヘイ・ジュード」が490回歌えると書いてみたり、とにかく楽しんで読める。訳者によると、近似を都合よく解釈しているらしい部分もあるそうだが、ド文系のあたしには分からんかった。いやはや、笑ったわ
読了日:7月22日 著者:ランドール・マンロー
日本の反知性主義 (犀の教室)日本の反知性主義 (犀の教室)感想
様々な著者による硬軟取り混ぜた興味深い1冊。編者である内田センセの問題意識もあるけど、いろんな著者に共通して出てくる人物。安倍首相、橋下市長、オルテガ・イ・ガセット。あたしゃ知らないヒトやけど、赤坂真理の文章が面白かった。あとは平川さんかな。大衆の反逆は事前に読んでおくとよいかも。
読了日:7月10日 著者:内田樹,赤坂真理,小田嶋隆,白井聡,想田和弘,高橋源一郎,仲野徹,名越康文,平川克美,鷲田清一

読書メーター

本を読む時間がないよぉ。

2015年5月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:541ページ
ナイス数:5ナイス

同和と銀行 -三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録 (講談社+α文庫)同和と銀行 -三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録 (講談社+α文庫)
読了日:5月27日 著者:森功
「あまのじゃく」に考える: 時流に流されず、群れをつくらず、本質を見失わず (単行本)「あまのじゃく」に考える: 時流に流されず、群れをつくらず、本質を見失わず (単行本)感想
平川さんの問題意識が分かりやすく語り下ろされている。平川さんの著書、本書を入口にしてもいいかもしれません。これを読んでるのを見た連れ合いが、タイトルだけ見て「あんたはもうこれ以上はえぇから」と言うておりましたが、そういう本ではありませんwアタマの体操に最適。
読了日:5月7日 著者:平川克美

読書メーター

2015年4月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:706ページ
ナイス数:13ナイス

大阪都構想が日本を破壊する  (文春新書 1020)大阪都構想が日本を破壊する (文春新書 1020)
読了日:4月9日 著者:藤井聡
現代思想の遭難者たち 増補版現代思想の遭難者たち 増補版感想
正直言って、あたしゃ哲学というのはニガテで、本書に出てくる思想家も大半を知らない。でも、あ、このヒト知ってるわ、という部分のパロディの仕方がとんでもない。いしいひさいちは、一応全ての著者を読んでいるはず。(そうでないと、パロディは作れない。)とにかく、いしいひさいちというヒトは読者を選ぶ漫画家だ。本書を読んで怒り出すヒトもいるのかもしれないが、本書を楽しめるヒトと、哲学談義など、面白かろうと思った次第。
読了日:4月8日 著者:いしいひさいち
なりきる すてる ととのえる (PHP文庫)なりきる すてる ととのえる (PHP文庫)感想
釈尊の高弟や菩薩までもが在家の信心者に次々とやり込められるという異色の仏典をわかりやすく解説した本。あたし的には、こういう考えオチ的なお話は大好きで、釈和尚の分かりやすい「超訳」もまた心地良い。ボツになったとのことだが、ぜひとも超訳全文を読んでみたい。源氏物語よりも枕草子が好きだったあたしにはピッタリの本だった。東洋文庫に元ネタがあるらしいけど、敷居が高いかなぁ。般若心経のベースにすらなっているというすごいお経なのね。
読了日:4月6日 著者:釈徹宗

読書メーター

2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1837ページ
ナイス数:26ナイス

慨世の遠吠え慨世の遠吠え感想
鈴木邦男というと、新右翼の代表的存在で、一水会のヒト。昔むかし、朝ナマに、故野村秋介と一緒によく出演してた。このヒトはアタマのいい懐の深いヒトだと思う。右翼思想を極めるには、左翼の言い分もわきまえなければならない、というごくごく当たり前の知的活動を行っている。で、本書では、今のネット上なら「サヨク」と言われかねないような発言連発。政治家の決断は国家の存続をも左右するという点で、「文句があるなら次の選挙で落とせばいい」というレベルでない、という内田センセの指摘は重要。
読了日:3月26日 著者:内田樹,鈴木邦男
人類が消えた世界 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)人類が消えた世界 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
怖い本です。生物学、化学、物理学、などなど、幅広くカバーされてます。
読了日:3月20日 著者:アラン・ワイズマン
渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫)渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫)感想
絶滅モノSFの不朽の名作と言われる1冊。帯には小松左京推薦、確か星新一も言及してたような気がする。これは怖い本だ。小説を読む際に登場人物に感情移入する人はかなりやりきれない気分になるだろう。(割と客観的に読むあたしでも、後味はかなり悪かった。)それと小さな子どもがいる人も。にも関わらず、すごく透明な感じのする本でもある。純粋な恐怖を描いていると言ってもいいだろう。英豪では大作家とされている人らしい。SFと言うより、人間模様を描いた作品なのかもしれない。アーヴィングと同じくらい、後味の悪い名作。
読了日:3月15日 著者:ネヴィル・シュート
聖地巡礼ライジング: 熊野紀行聖地巡礼ライジング: 熊野紀行感想
学生の頃から熊野が好きだ。大阪からだと通称イロハ(国道168号線)で十津川経由本宮から新宮へというのはロングドライブコースで何度も行っている。あたしのハンドルは熊野速玉大社(からとった旧国鉄の夜行寝台鈍行)からきている。で、例によって皆さん好き勝手喋っているのだが、ナビゲーターがしっかりしているので安心して読める。本書にも出てくる先達がいると、こんなに違うのか。那智の滝も何度も行ってるのだが、しばらくご無沙汰。ぜひ近いうちに子どもを連れて行こう。
読了日:3月6日 著者:内田樹,釈徹宗
人名の世界地図 (文春新書)人名の世界地図 (文春新書)
読了日:3月4日 著者:

読書メーター