9月分読書まとめ

2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2230ページ
ナイス数:30ナイス

2016年9月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2230ページ ナイス数:30ナイス 「意地悪」化する日本「意地悪」化する日本 読了日:9月28日 著者:内田樹,福島みずほ
イナンナの冥界下り (コーヒーと一冊)イナンナの冥界下り (コーヒーと一冊) 読了日:9月23日 著者:安田登
マイナス50℃の世界 (角川ソフィア文庫)マイナス50℃の世界 (角川ソフィア文庫)感想 これまで出版されることのなかった、米原万里シベリア取材同行記。言われてみて初めて、シーナのロシアにおけるニタリノフの便座についてがこの取材だったのだ、と気がつく。こども向けに書かれた取材同行記と、あとから振り返った後記が2本。こども向けに書いていても、米原の批判精神は健在で、大人がハッとする記述も多い。ヤマコーの写真が美しく、そのキャプションとあとがきというか解説を椎名誠が淡々と記している。米原の作品、本当に読めるものがなくなってきた。 読了日:9月21日 著者:米原万里
ポエムに万歳! (新潮文庫)ポエムに万歳! (新潮文庫)感想 中身に全然関係ないけど、この本をエレベーターに乗ってるときに読んでたら、全然知らないおっちゃんから、「ほぉ、ポエムか。風流やなぁ」と感心された。いや、そんな中身やないんです、とはめんどくさいから説明せんかった。オダジマ節が展開されてるのはいつもどおりだが、この本が新潮文庫に入ったというのは少しばかり驚き。考えさせられることの多い良書。 読了日:9月20日 著者:小田嶋隆
無理難題が多すぎる (文春文庫)無理難題が多すぎる (文春文庫)感想 いっとき、ツチヤセンセイの本を愛読したものだが、ほんの気の迷いだったのかもしれない。気づかぬ間にツチヤ師は定年となり、なんと神戸にお住いだという。これから、地下鉄に乗っていて、座っている時に目の前に貧相で咳き込む上品な紳士があらわれたらスマホに見入っているフリをすることにしよう。あるいは、席を譲ってもよい。座り疲れていたら。そもそも師は大阪の地下鉄に乗るなどという冒険を好まれるだろうか?と、なんとなくツチヤ文体になってしまう。140Bとかミシマ社とか、狙い目の書き手が近所にいてはりますが…。 読了日:9月14日 著者:土屋賢二
軍艦武藏〈下〉 (新潮文庫)軍艦武藏〈下〉 (新潮文庫)感想 大和型戦艦2番艦武藏乗員の生き残りに対するインタビューを元に製作されたドキュメンタリー映画の作者が、さらに取材を深めてまとめた労作。先行する吉村や阿川の作品に対して、下士官兵に対するインタビューが大半であることが目立つ。そのことにより、艦上生活や戦闘についての描写は生々しいものとなっているが、これは、当時すでに、将官、佐官の存命者がほとんど残っていなかった、ということでもある。何度も言うように、戦争を肌で知る世代がどんどん彼岸へ渡っている。彼らが、今の日本の進路をどう思っているのか、我々世代は忖度すべき。 読了日:9月9日 著者:手塚正己
軍艦武藏〈上〉 (新潮文庫)軍艦武藏〈上〉 (新潮文庫) 読了日:9月5日 著者:手塚正己
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