1月分読書まとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:892
ナイス数:28

学校に入り込むニセ科学 (925) (平凡社新書)学校に入り込むニセ科学 (925) (平凡社新書)感想
本書で、筆者はしつこくTOSSなる団体をこれでもか、と糾弾している。この団体の言ってることが、なんかどっかで聞いたことあるよなぁ、と思ってたら、日本会議や安倍、下村などオールスターキャストであって、こんな話がホントに学校で教えられたりしてるとしたら、学齢の子を持つ親としては背筋が凍る心持ち。筆者はサイエンスリテラシーを説いているが、そういうことより、これってある種の反知性主義なのでは、とも思わされた。若干、TOSSなる団体への反感がくどい気もするが、それくらいやらないと伝わらないかもしれない。良書。
読了日:01月29日 著者:左巻 健男
これからの日本、これからの教育 (ちくま新書)これからの日本、これからの教育 (ちくま新書)感想
ふと手にとって再読したけど、やっぱり大空小学校の話が出てきた
読了日:01月21日 著者:前川 喜平,寺脇 研
「ふつうの子」なんて、どこにもいない「ふつうの子」なんて、どこにもいない感想
映画「みんなの学校」を見た人は多いだろう。あたしは見た。すごいよ、でも…(理想論やん)、と思った人も多いだろう。以前ならそう思った。ただ、否応なく「当事者」となってしまうと、理想論を振り回すだけでなく、実践してる先生、学校、まちがあるというのは、この上ない救い。子育てに悩む親に、本書はコペルニクス的転回を求める。でもイヤな感じはしない。これ、当事者でないと分からんやろなあ。ただ、これだけ少子高齢化が叫ばれ、コミュニティの崩壊が叫ばれてる中、みんな「ほんのちょっと当事者」なんよねぇ。青山さんの構成も秀逸。
読了日:01月09日 著者:木村 泰子
13坪の本屋の奇跡 「闘い、そしてつながる」隆祥館書店の70年13坪の本屋の奇跡 「闘い、そしてつながる」隆祥館書店の70年感想
大阪の本好きなら誰でも知ってる(はず)、谷六の隆祥館書店を取り上げたノンフィクション。第一部では書店の歩みと書籍流通の不条理が紹介され、第二部は、隆祥館自慢の作家と語る会のライブ収録。本書を読む前に、私は本屋が好きでした、を読んでおくことを強くおすすめする。(第一部の理解度がダンチになる。)あたしの実家の近所にも小さな、でもクセの強い本屋があったけど、今もあるのかどうか。本屋がバタバタ廃業してるってのは文化的危機やと思うし、せやからこそ、この本をAmazonで買ったことを深く後悔。引き続き応援していこう!
読了日:01月07日 著者:木村元彦

読書メーター

2019年読書まとめ

2019年の読書メーター
読んだ本の数:55
読んだページ数:13242
ナイス数:273

とっても大きな会社のトップを務めた「相談役」の相談室とっても大きな会社のトップを務めた「相談役」の相談室感想
あたし基本的にこの手の本(いわゆる「ビジネス本」)はまず読まないんだけど、日経ビジネスオンラインでの連載が結構面白いので、Amazonでポチ。まぁ、面白いです。勝ち残ったから言えることなんじゃないのってツッコミはなしで読んだ方が精神衛生上いいと思います。
読了日:12月19日 著者:上田 準二
私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏感想
異論はあるんだろうけど、あたしは古谷経衡のインタビューが一番面白かったけどなぁ。まちの本屋がどんどんなくなっていき、大手、準大手のチェーン書店ばっかりになっていて、どの本屋も「顔」が見えない状況で、薄っぺらい本の並びになってるのが気持ち悪かったんだけど、その背景が見えた。大阪には隆祥館書店のように頑張ってるところにありますよ〜。
読了日:12月18日 著者:永江朗
ほんのちょっと当事者ほんのちょっと当事者感想
淀キリのホスピスを描いた1作目に続く、青山さんの単著2作目。ミシマガジンで連載中から読んでいた(最近は読んでいなかった。)ご本人の経験をベースにそこまで書くかという内容も多いのだが、軽妙な筆致で読んでる側は重い気分になることなくサクサク読める。ただ、読後にうーん、と唸ること必定。先日、釈先生がおっしゃっていたことだが、現代社会においては、育児、介護を家庭だけで担うことは現実的にムリ。しかも生き馬の目を抜く資本主義社会で経済活動は落とし穴だらけ。あたしもあなたもみーんな当事者なんですよね。ミシマ社の良書。
読了日:12月03日 著者:青山ゆみこ
人口減少社会のデザイン人口減少社会のデザイン感想
確か平川さんが勧めてた本で、成長神話から脱却することを説く、初めての本ではないか、とのことだった。いやはや、読みではあるし知的好奇心を刺激されること甚だしかった。帯にAIが分析した云々とあるが、今後の社会モデルを分析させた結果があるだけで、本編は著者の主張が展開されている。今後日本がとるべき道は、各地方に核をおいた「多極集中」であり、また「地元密着」である。それこそが、持続可能な唯一のモデルである、ということを、経済、社会保障、医療、さらには死生観まで踏み込んで説いている。非常に刺激的で面白い1冊。
読了日:11月21日 著者:広井 良典
面白くて眠れなくなる理科 (PHP文庫)面白くて眠れなくなる理科 (PHP文庫)
読了日:11月12日 著者:左巻 健男
教養としてのヤクザ (小学館新書)教養としてのヤクザ (小学館新書)感想
多分この本だけ読んでもピンとこないと思う。予習が必要な本
読了日:10月31日 著者:溝口 敦,鈴木 智彦
海峡に立つ:泥と血の我が半生海峡に立つ:泥と血の我が半生感想
とりあえず感想を一言で言うなら「面白かった」に尽きる。大阪の経済犯罪の話に必ず出てくる著者であるが、語り口はお見事。えげつない話満載の前半から中盤にかけては、とんでもない話なのに面白い。あまりシゴトでご一緒したくはないが、風呂敷広げるのが上手なヒトっていますな。この方、正にそう。しかも、ヤバい話でも約束したら絶対守るって、そら最強やがな。例のイトマン事件や石橋産業事件の話が出てくる後半になると、存命の関係者も多いからか、あれはハメられた、的に記述にとどまるが、ジェットコースター小説を読んでるような自叙伝。
読了日:10月29日 著者:許 永中
まんが 墓活 それでどうする、うちの墓?まんが 墓活 それでどうする、うちの墓?感想
大阪の本好きで知ってる人は知ってる隆祥館書店で、作者と語る会に釈先生とともに降臨、とあっては行かぬ訳にはいかぬ。いかぬものはいかぬのです。近ごろ悩んでる人も多いというお墓事情を、かわいいマンガで解説。見た目と裏腹に、中身はガッツリ。釈先生推薦で、青山さんが協力の140Bの本となれば、当然といえば当然か。取材を通じて、著者が死生観、宗教観を磨いていくのを追体験できます。あ、うちは代々墓諦めて、一心寺さんにお願いしていく方向です。会でも話出てましたが、墓じまいで悩んでる人多そうなので、そちら方面で続編をぜひ。
読了日:10月26日 著者:井上ミノル
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱4 (電撃コミックスNEXT)艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱4 (電撃コミックスNEXT)
読了日:10月25日 著者:種十号,「艦これ」運営鎮守府
日英インテリジェンス戦史: チャーチルと太平洋戦争 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)日英インテリジェンス戦史: チャーチルと太平洋戦争 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
軽い気持ちでポチった本やったけど、けっこうマジな学術書やった。(読むのに時間かかった。)太平洋戦争開戦前の英日関係を諜報という観点から読み解く本。だよなぁ、と思ったのが、イギリスが、対独戦にアメリカを巻き込むという視点で日英関係を見つめていたところ。謀略好きのきらいはあるけど、イギリス外交の面目躍如といったところ(何回も大混乱してるけど。)いやはや、新しい観点を発見できる良書でした。ただ、読むにはそれなりの覚悟が必要なマジメな本。
読了日:10月24日 著者:小谷 賢
ノモンハン 責任なき戦い (講談社現代新書)ノモンハン 責任なき戦い (講談社現代新書)
読了日:09月20日 著者:田中 雄一
路地裏で考える (ちくま新書)路地裏で考える (ちくま新書)感想
しみじみとしたいい本だなぁ。平川さんも円熟の極致。内田百閒もお好きというのは初耳だったけど、百閒ファンで平川ファンのあたしとしては非常に嬉しいお話。
読了日:08月29日 著者:平川 克美
ネットと愛国 (講談社+α文庫)ネットと愛国 (講談社+α文庫)
読了日:08月17日 著者:安田 浩一
ヒトラーの正体 (小学館新書)ヒトラーの正体 (小学館新書)
読了日:08月16日 著者:舛添 要一
生命科学者たちのむこうみずな日常と華麗なる研究 (河出文庫 な 40-1)生命科学者たちのむこうみずな日常と華麗なる研究 (河出文庫 な 40-1)感想
阪大の仲野教授が生命科学者の伝記を読んでの評伝集。これまで、宇宙物理学者や数学者の列伝は数々読んできたけど、よく考えると生命科学者の伝記ってあんまり読んだことがない。宇宙物理学者などなどに比べると奇人・変人のたぐいはあまりいらっしゃらないような。(そういうヒトが取り上げられてないだけかも。)研究に対する姿勢や師弟関係など、実はなんちゃら細胞の検証番組で、手厳しく批判していたのが著者、というのも理解できる内容。仲野先生の自伝も面白かったですよ。
読了日:08月13日 著者:仲野徹
イスラムが効く!イスラムが効く!感想
あの内藤先生とあの中田先生の対談本となれば読まないわけにはいかない。中東地域の専門家と自らムスリムイスラーム法学者が、西洋の世界観(もはやキリスト教的世界観ですらない、との指摘はなるほど)を植え付けられた読者の「常識」をガンガン揺さぶってくる。非常に面白く読んだのだけれど、そして、右に振れすぎたものを真ん中に戻すには左に振らなければ、というのも分かるのだけれど、全編イスラーム賛歌で、イスラームが抱える問題については、ま、そんなこともあるけどね、という感じはちょっと…。にしてもミシマ社はいい本出すよなぁ。
読了日:08月01日 著者:内藤正典,中田考
人生の諸問題 五十路越え人生の諸問題 五十路越え感想
頭のいい(いわゆる「勉強ができる」ではない)いい大人が、全力でバカ話をする、という流れは、小松左京たちやら椎名誠たちの発作的座談会シリーズとか、色々あるわけだけど、本書は、頭のいいいい大人がマジメに語り合おうとしてやはりバカ話になってしまうという、電車内で読むと不審者確定的面白本。あたしは著者たちから10歳以上離れてるんだけど、リッパなアラフィフとしては、膝を打ちすぎる部分も多々あり、「バカだねぇ、このヒトたち」(褒め言葉)と笑う部分も多々あり、非常に満足。連載ってまだ続いてましたっけね?
読了日:07月30日 著者:小田嶋隆,岡 康道,清野由美
艦隊これくしょん -艦これ- 今宵もサルーテ!(1) (角川コミックス・エース)艦隊これくしょん -艦これ- 今宵もサルーテ!(1) (角川コミックス・エース)
読了日:07月28日 著者:森永 ミキ,C2機関
ネトウヨとパヨク (新潮新書)ネトウヨとパヨク (新潮新書)感想
ツイッターってネットの中では割とほんわかしたメディアだったのが、こんなにトゲトゲしだしたのはいつからやったか。小泉純一郎を胡散臭いとずっと思っていたんだけど、その理由がなんとなく分かった気がする。論理のない断言がかえって説得力を持つという恐ろしさ。断言口調をメインストリームに持ってきたのは間違いなく小泉元首相だわな。ネットの毒がジワジワと子どもたちにまで広がりつつあるというのは、小さな子を持つ親として捨てておけない。これ以上対話不能な人たちを増やさないためにできることってあまりなさそうなイヤな気分になった
読了日:07月26日 著者:物江 潤
そのうちなんとかなるだろうそのうちなんとかなるだろう感想
内田センセの本はたくさん読んできているけど、自叙伝的なものは初めて。(センセ曰く「4分の3生」を振り返っているらしい。)初めて聞く話も多々あれど、例によって例の如くの内田節でタツラーは安心して読んでいられる。書名である、そのうちなんとかなるだろう、というのは、センセがあちこちで仰る、「さて、右か左か」という状況に陥っていること自体、どこかで選択を誤っている、という話につながっているのだろう。ひっくり返して言えば、誰が言ったか忘れたけれど、僕の前に道はない、僕の後ろに道がある、ということなのかもしれない。
読了日:07月19日 著者:内田樹
困難な子育て  内田樹せんせ主宰の新たな地域コミュニティ 凱風館から学ぶ「子育てのかたち」困難な子育て 内田樹せんせ主宰の新たな地域コミュニティ 凱風館から学ぶ「子育てのかたち」感想
内田センセの門人、というゆるーいつながりだけで、あとはバックグラウンドからなにから、バラバラの4組の夫婦が子育て、夫婦の形、生き方などについて語るインタビュー集。「正しい子育てとは?!」などと目を吊り上げた議論は一切出てこない。正しい子育て、な〜んてもんはないんだよってのは内田センセも折にふれて書いてはること。皆さんの肩の力の抜けた感じは、合気道やってるとこうなるのかねぇ。(光嶋さんの力み具合が面白いのだけれど。)凱風館、いいなぁ。
読了日:07月18日 著者:堀埜 浩二
街場の平成論 (犀の教室)街場の平成論 (犀の教室)
読了日:07月12日 著者:内田樹,小田嶋隆,釈徹宗,白井聡,仲野徹,平川克美,平田オリザ,ブレイディみかこ,鷲田清一
内閣情報調査室 公安警察、公安調査庁との三つ巴の闘い (幻冬舎新書)内閣情報調査室 公安警察、公安調査庁との三つ巴の闘い (幻冬舎新書)感想
確かアマゾンにお勧めされて購入。あるジャーナリストが、選挙前にこの本読んどくといいよと書いてて、否が応でも盛り上がる期待。で、著者の経歴見てると、NHKのプロデューサー(ふむふむ)、のち民放に移籍(嫌な予感…)。予感的中。確かに、公安やK庁扱った本はたまにあるけど、内調を主題にした本はなかなかない。ただ、著者の筆致がなんかうわっぺらというか、何を言いたいのか分からないというか、ワーディングも無駄にスキャンダラスだし(スパイ、という語を多用。)タイトル、密着!内調24時!!とかでよかったんじゃないの←イヤミ
読了日:07月10日 著者:今井 良
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 3 (電撃コミックスNEXT)艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 3 (電撃コミックスNEXT)
読了日:07月05日 著者:種十号
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 2 (電撃コミックスNEXT)艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 2 (電撃コミックスNEXT)
読了日:07月05日 著者:種十号
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)感想
提督おなじみ不条理ギャグ。設定が不条理、ギャグも不条理、でも絵はきれいで、各艦娘の設定は非常にオリジナルに忠実。笑う。
読了日:07月05日 著者:種十号
続 昭和の怪物 七つの謎 (講談社現代新書)続 昭和の怪物 七つの謎 (講談社現代新書)感想
保阪と西部邁が昔からの知り合いとは新しい発見やったけど、確かに同い年でどちらも北海道出身か(ちなみに、あたしの親父も同い年)。内田センセたちは、小沢一郎ナロードニキ説をずいぶん前にぶち上げてたけど、保阪に言わせりゃ、田中角栄=意図せぬ社会主義者。ふむ。師弟やもんね。いずれもそれぞれの人物について取材してたときの覚え書き的雑記なんやけど、面白く読めた。一部「右側」のヒトたちが必死でかばおうとする東条英機を、保阪は大嫌いです。
読了日:06月28日 著者:保阪 正康
歴史戦と思想戦 ――歴史問題の読み解き方 (集英社新書)歴史戦と思想戦 ――歴史問題の読み解き方 (集英社新書)感想
なるほどの一冊。特に腑に落ちたのが、「歴史戦」の「戦士」たちが、「日本」というとき、それは「日本」の一部に過ぎない「大日本帝国」を指すのであり、「日本国」を示すのではない、という指摘。しかし、彼らのようなことを言う人は昔からいたわけで、ただ、少なくとも30年ほど前なら間違いなく「キワモノ」扱いされていたのが、今ではメインストリームを占めているというのがなんだかなぁ、である。同じ文脈であることは間違いないのだが、急に大阪市の話が出てきてびっくり。勉強はできたけどアタマがあまりよろしくない人たちなんだろうねぇ
読了日:06月24日 著者:山崎 雅弘
田中角栄と安倍晋三 昭和史でわかる「劣化ニッポン」の正体 (朝日新書)田中角栄と安倍晋三 昭和史でわかる「劣化ニッポン」の正体 (朝日新書)感想
保阪正康といえば、団塊ジュニア世代のあたしたちにとっては「保守派」の論客。冗談めかしてではあるが、保坂に共感すると言ったら「お前は反動か」と言われてもおかしくないようなおヒトである。その保坂が、これでもかと安倍首相をボロクソにくさす本。曰く本を読んでいないのではないか、曰く議論ができない、曰く国家主義者、などなど。文春とか新潮を主な活動舞台としていた保坂が朝日から著書を出すのである。ただ、本来的には、安倍政権には「保守」から批判があって然るべき。彼の政権は「保守」ではなくもはや「反動」であるからである。
読了日:06月20日 著者:保阪正康
芸人式新聞の読み方 (幻冬舎文庫)芸人式新聞の読み方 (幻冬舎文庫)感想
ウェブ版の新潮だか文春だかに連載されてるエッセイを愛読してる。実家はあたしが子どものころ、夏だけ朝日、普段は毎日(高校野球が好きだったらしい)という購読形態の中、親父が安いからというだけでサンケイ(当時の表記)を取りだして、同じ話でもここまで扱いが違うか、とリテラシー教育を期せずして受けてた。当時は毎日はもっとはっちゃけてて(記者が思い思いに書くから紙面に統一性がなかった)、もっと新聞は鷹揚だったような気がするなぁ。サンケイも今ほどファナティックじゃなかったし。おちゃらけた本かと思ってたら、かなり読ませる
読了日:06月08日 著者:プチ 鹿島
緊急検証 大阪市がなくなる緊急検証 大阪市がなくなる感想
著者がFacebookで綴っていたものを140Bの名物編集者江さんが勧めて1冊の本にしたもの。著者は反都構想の代表的論客で、「トコーソー」と呼んでいる。(あたしは同じ理由で「と構想」と呼んでいる)。で、雑感風に。維新はプチ自民党。ただ、組織の運営論理は共産党公明党に近い上意下達。(だから、どの議員の主張も似たりよったり)。もはや「ふわっとした民意」どころではない立派な既存政党。大阪自民党は過去に学ばなすぎ。一方で維新は時系列無視で何でも自らの手柄とするプロパガンダに長けている。(恥知らず、とも言う。)
読了日:06月06日 著者:吉富有治
巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る (ブルーバックス)巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る (ブルーバックス)感想
2年ほど前の著。本書では、楽しみ、と書かれているブラックホールの撮像は、つい先ごろ実現している。科学入門書が好きなあたしにも、ブルーバックスは敷居が高いことが多い(難しい)のだが、本書は非常に平易に書かれており、理解しやすかった。たぶん著者が自分が書いていることをしっかり理解しているのと、大胆な一般化を厭わない(これも、よく分かっていないとできない)からだろう。昔々読んだ宇宙論からすると、思えば遠くへきたもんだ、と感じさせる、最先端の良書。
読了日:05月24日 著者:本間 希樹
究極の文字を求めて (手売りブックス)究極の文字を求めて (手売りブックス)
読了日:05月17日 著者:松樟太郎
戦前日本のポピュリズム - 日米戦争への道 (中公新書)戦前日本のポピュリズム - 日米戦争への道 (中公新書)
読了日:05月15日 著者:筒井 清忠
艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編(1) (ファミ通クリアコミックス)艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編(1) (ファミ通クリアコミックス)
読了日:05月08日 著者:Kadokawa
声に出して読みづらいロシア人 (コーヒーと一冊)声に出して読みづらいロシア人 (コーヒーと一冊)
読了日:04月18日 著者:松樟太郎
新書822同時通訳はやめられない (平凡社新書)新書822同時通訳はやめられない (平凡社新書)感想
同僚に借りて読破。どの本だったか忘れたけど、米原万里が各国語通訳者を評している中で、英語通訳者は、人数が多いせいか常識的で真面目、破綻のある人が少なく、裏を返すと面白みに欠ける(大意)、というようなことを書いていた。で、筆者は英語の通訳者である。他意はない。うーん、あたしが習った通訳者の先生方はハチャメチャな方も多かったのだけれど、あれは大阪という土地がなせるワザだったのか?うーん。
読了日:04月16日 著者:袖川 裕美
大阪的 (コーヒーと一冊)大阪的 (コーヒーと一冊)
読了日:04月11日 著者:江弘毅,津村記久子
日本衆愚社会 (小学館新書)日本衆愚社会 (小学館新書)
読了日:04月11日 著者:呉 智英
マンガで読む国防入門 impress QuickBooksマンガで読む国防入門 impress QuickBooks感想
元ネタ読んでないのでなんとも言えないけど、う〜ん
読了日:04月05日 著者:石破 茂,原 望
大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた (幻冬舎新書)大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた (幻冬舎新書)
読了日:04月04日 著者:井上 章一
日本人にとって聖地とは何か日本人にとって聖地とは何か
読了日:04月03日 著者:内田 樹,釈 徹宗,茂木 健一郎,高島 幸次,植島 啓司
困難な成熟困難な成熟
読了日:03月29日 著者:内田樹
官僚たちの冬 霞が関復活の処方箋 (小学館新書)官僚たちの冬 霞が関復活の処方箋 (小学館新書)
読了日:03月27日 著者:田中 秀明
亡国スパイ秘録 (文春文庫)亡国スパイ秘録 (文春文庫)感想
何度も言うけど、この人とは思想信条全く合わないのだけれど、語り口が面白くてついつい読んでしまう。(亡くなりましたねぇ、合掌)で、ご自身の外事警察での経験を振り返る(ぶっちゃけ多数)という内容だったんだけど、あたしが目をむいたのが、瀬島龍三に関する記述。著者はお嫌いだったようだが(珍しく意見が一致)、公職にあった人で瀬島のことを「スパイ」と断じた人は他におらんのではなかろうか。相変わらずの自慢ぶりも微笑ましくすらある。思想信条は全く合わないけど。
読了日:03月25日 著者:佐々 淳行
いまさらですがソ連邦いまさらですがソ連邦感想
飛行機での時間つぶしにとダウンロードしたけど、普通に面白かった
読了日:03月20日 著者:速水螺旋人,津久田重吾
街場の読書論 (潮新書)街場の読書論 (潮新書)
読了日:03月13日 著者:内田 樹
新 ダウン症児のことばを育てる―生活と遊びのなかで新 ダウン症児のことばを育てる―生活と遊びのなかで
読了日:03月01日 著者:池田 由紀江,橋本 創一,菅野 敦
「影の総理」と呼ばれた男 野中広務 権力闘争の論理 (講談社現代新書)「影の総理」と呼ばれた男 野中広務 権力闘争の論理 (講談社現代新書)感想
野中広務って人に以前から興味があって、色んな本を読んできた(自著を含む)。自らが感じた痛みを共有する人の先頭に立ち、後進に道を拓くことに生涯をかけたという印象。徹底的なリアリスト(目的は手段を正当化するタイプ)のため、理念がないとの批判も受けた。何度も言うが、戦争を実際に経験した世代が退場しつつある今、彼らの戦争だけは二度とあかんという叫びは非常に重要。また、著者の、小泉劇場政治を報道すればするほど、その一角を担ってしまうという自覚はメディアとして大事。←大阪のメディアもね。
読了日:02月13日 著者:菊池 正史
仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか (文春新書)仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか (文春新書)感想
鹿児島に全然お寺がない、という話は、どっかで聞いたことがあったし、京都、奈良の神社の縁起を見てると、神仏分離の話は必ず出てくるのだけれど、あちこちでこんなことになってたとはねぇ。大阪の場合、寺町が固まってるので、やはりある程度はなくなったのかもしれないけど、それ以前に、信長、秀吉に、寺社ともに結構むちゃくちゃされてますからなぁ。面白かったです。
読了日:02月11日 著者:鵜飼 秀徳
常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット (朝日新書)常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット (朝日新書)
読了日:02月07日 著者:内田 樹
国家と教養 (新潮新書)国家と教養 (新潮新書)感想
いわゆる教養教育については、理系の人がボロクソに言うことが多いんだけど、この方数学者ですからね。歴史認識とかについては同意できないところも多数あるけど(新潮やし)、まずは教養を、と理系の人が言ってるというのがポイントか、と。
読了日:01月22日 著者:藤原 正彦
本願寺はなぜ東西に分裂したのか (扶桑社新書)本願寺はなぜ東西に分裂したのか (扶桑社新書)感想
うーん、筆者が秀吉をキライってのはよく分かったけど、結局のところ、東西分裂については、「だろう」、「ではないか」ばかりで、よく分からないという…。
読了日:01月18日 著者:武田 鏡村
禁足地巡礼 (扶桑社新書)禁足地巡礼 (扶桑社新書)感想
真面目な本と思って買い、まえがき読んで、なんやオカルトもんかいな、とがっかりし、読んでみたらかなり真面目な本やった
読了日:01月17日 著者:吉田 悠軌
若者よ、マルクスを読もうIII若者よ、マルクスを読もうIII
読了日:01月10日 著者:内田 樹,石川 康宏

読書メーター

12月分読書まとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:816
ナイス数:14

とっても大きな会社のトップを務めた「相談役」の相談室とっても大きな会社のトップを務めた「相談役」の相談室感想
あたし基本的にこの手の本(いわゆる「ビジネス本」)はまず読まないんだけど、日経ビジネスオンラインでの連載が結構面白いので、Amazonでポチ。まぁ、面白いです。勝ち残ったから言えることなんじゃないのってツッコミはなしで読んだ方が精神衛生上いいと思います。
読了日:12月19日 著者:上田 準二
私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏感想
異論はあるんだろうけど、あたしは古谷経衡のインタビューが一番面白かったけどなぁ。まちの本屋がどんどんなくなっていき、大手、準大手のチェーン書店ばっかりになっていて、どの本屋も「顔」が見えない状況で、薄っぺらい本の並びになってるのが気持ち悪かったんだけど、その背景が見えた。大阪には隆祥館書店のように頑張ってるところにありますよ〜。
読了日:12月18日 著者:永江朗
ほんのちょっと当事者ほんのちょっと当事者感想
淀キリのホスピスを描いた1作目に続く、青山さんの単著2作目。ミシマガジンで連載中から読んでいた(最近は読んでいなかった。)ご本人の経験をベースにそこまで書くかという内容も多いのだが、軽妙な筆致で読んでる側は重い気分になることなくサクサク読める。ただ、読後にうーん、と唸ること必定。先日、釈先生がおっしゃっていたことだが、現代社会においては、育児、介護を家庭だけで担うことは現実的にムリ。しかも生き馬の目を抜く資本主義社会で経済活動は落とし穴だらけ。あたしもあなたもみーんな当事者なんですよね。ミシマ社の良書。
読了日:12月03日 著者:青山ゆみこ

読書メーター

11月分読書まとめ

11月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:527
ナイス数:10

人口減少社会のデザイン人口減少社会のデザイン感想
確か平川さんが勧めてた本で、成長神話から脱却することを説く、初めての本ではないか、とのことだった。いやはや、読みではあるし知的好奇心を刺激されること甚だしかった。帯にAIが分析した云々とあるが、今後の社会モデルを分析させた結果があるだけで、本編は著者の主張が展開されている。今後日本がとるべき道は、各地方に核をおいた「多極集中」であり、また「地元密着」である。それこそが、持続可能な唯一のモデルである、ということを、経済、社会保障、医療、さらには死生観まで踏み込んで説いている。非常に刺激的で面白い1冊。
読了日:11月21日 著者:広井 良典
面白くて眠れなくなる理科 (PHP文庫)面白くて眠れなくなる理科 (PHP文庫)
読了日:11月12日 著者:左巻 健男

読書メーター

10月分読書まとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1132
ナイス数:19

教養としてのヤクザ (小学館新書)教養としてのヤクザ (小学館新書)感想
多分この本だけ読んでもピンとこないと思う。予習が必要な本
読了日:10月31日 著者:溝口 敦,鈴木 智彦
海峡に立つ:泥と血の我が半生海峡に立つ:泥と血の我が半生感想
とりあえず感想を一言で言うなら「面白かった」に尽きる。大阪の経済犯罪の話に必ず出てくる著者であるが、語り口はお見事。えげつない話満載の前半から中盤にかけては、とんでもない話なのに面白い。あまりシゴトでご一緒したくはないが、風呂敷広げるのが上手なヒトっていますな。この方、正にそう。しかも、ヤバい話でも約束したら絶対守るって、そら最強やがな。例のイトマン事件や石橋産業事件の話が出てくる後半になると、存命の関係者も多いからか、あれはハメられた、的に記述にとどまるが、ジェットコースター小説を読んでるような自叙伝。
読了日:10月29日 著者:許 永中
まんが 墓活 それでどうする、うちの墓?まんが 墓活 それでどうする、うちの墓?感想
大阪の本好きで知ってる人は知ってる隆祥館書店で、作者と語る会に釈先生とともに降臨、とあっては行かぬ訳にはいかぬ。いかぬものはいかぬのです。近ごろ悩んでる人も多いというお墓事情を、かわいいマンガで解説。見た目と裏腹に、中身はガッツリ。釈先生推薦で、青山さんが協力の140Bの本となれば、当然といえば当然か。取材を通じて、著者が死生観、宗教観を磨いていくのを追体験できます。あ、うちは代々墓諦めて、一心寺さんにお願いしていく方向です。会でも話出てましたが、墓じまいで悩んでる人多そうなので、そちら方面で続編をぜひ。
読了日:10月26日 著者:井上ミノル
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱4 (電撃コミックスNEXT)艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱4 (電撃コミックスNEXT)
読了日:10月25日 著者:種十号,「艦これ」運営鎮守府
日英インテリジェンス戦史: チャーチルと太平洋戦争 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)日英インテリジェンス戦史: チャーチルと太平洋戦争 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
軽い気持ちでポチった本やったけど、けっこうマジな学術書やった。(読むのに時間かかった。)太平洋戦争開戦前の英日関係を諜報という観点から読み解く本。だよなぁ、と思ったのが、イギリスが、対独戦にアメリカを巻き込むという視点で日英関係を見つめていたところ。謀略好きのきらいはあるけど、イギリス外交の面目躍如といったところ(何回も大混乱してるけど。)いやはや、新しい観点を発見できる良書でした。ただ、読むにはそれなりの覚悟が必要なマジメな本。
読了日:10月24日 著者:小谷 賢

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8月分読書まとめ

8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1649
ナイス数:35

路地裏で考える (ちくま新書)路地裏で考える (ちくま新書)感想
しみじみとしたいい本だなぁ。平川さんも円熟の極致。内田百閒もお好きというのは初耳だったけど、百閒ファンで平川ファンのあたしとしては非常に嬉しいお話。
読了日:08月29日 著者:平川 克美
ネットと愛国 (講談社+α文庫)ネットと愛国 (講談社+α文庫)
読了日:08月17日 著者:安田 浩一
ヒトラーの正体 (小学館新書 ま 12-1)ヒトラーの正体 (小学館新書 ま 12-1)
読了日:08月16日 著者:舛添 要一
生命科学者たちのむこうみずな日常と華麗なる研究 (河出文庫 な 40-1)生命科学者たちのむこうみずな日常と華麗なる研究 (河出文庫 な 40-1)感想
阪大の仲野教授が生命科学者の伝記を読んでの評伝集。これまで、宇宙物理学者や数学者の列伝は数々読んできたけど、よく考えると生命科学者の伝記ってあんまり読んだことがない。宇宙物理学者などなどに比べると奇人・変人のたぐいはあまりいらっしゃらないような。(そういうヒトが取り上げられてないだけかも。)研究に対する姿勢や師弟関係など、実はなんちゃら細胞の検証番組で、手厳しく批判していたのが著者、というのも理解できる内容。仲野先生の自伝も面白かったですよ。
読了日:08月13日 著者:仲野徹
イスラムが効く!イスラムが効く!感想
あの内藤先生とあの中田先生の対談本となれば読まないわけにはいかない。中東地域の専門家と自らムスリムイスラーム法学者が、西洋の世界観(もはやキリスト教的世界観ですらない、との指摘はなるほど)を植え付けられた読者の「常識」をガンガン揺さぶってくる。非常に面白く読んだのだけれど、そして、右に振れすぎたものを真ん中に戻すには左に振らなければ、というのも分かるのだけれど、全編イスラーム賛歌で、イスラームが抱える問題については、ま、そんなこともあるけどね、という感じはちょっと…。にしてもミシマ社はいい本出すよなぁ。
読了日:08月01日 著者:内藤正典,中田考

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