10月分読書まとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1132
ナイス数:19

教養としてのヤクザ (小学館新書)教養としてのヤクザ (小学館新書)感想
多分この本だけ読んでもピンとこないと思う。予習が必要な本
読了日:10月31日 著者:溝口 敦,鈴木 智彦
海峡に立つ:泥と血の我が半生海峡に立つ:泥と血の我が半生感想
とりあえず感想を一言で言うなら「面白かった」に尽きる。大阪の経済犯罪の話に必ず出てくる著者であるが、語り口はお見事。えげつない話満載の前半から中盤にかけては、とんでもない話なのに面白い。あまりシゴトでご一緒したくはないが、風呂敷広げるのが上手なヒトっていますな。この方、正にそう。しかも、ヤバい話でも約束したら絶対守るって、そら最強やがな。例のイトマン事件や石橋産業事件の話が出てくる後半になると、存命の関係者も多いからか、あれはハメられた、的に記述にとどまるが、ジェットコースター小説を読んでるような自叙伝。
読了日:10月29日 著者:許 永中
まんが 墓活 それでどうする、うちの墓?まんが 墓活 それでどうする、うちの墓?感想
大阪の本好きで知ってる人は知ってる隆祥館書店で、作者と語る会に釈先生とともに降臨、とあっては行かぬ訳にはいかぬ。いかぬものはいかぬのです。近ごろ悩んでる人も多いというお墓事情を、かわいいマンガで解説。見た目と裏腹に、中身はガッツリ。釈先生推薦で、青山さんが協力の140Bの本となれば、当然といえば当然か。取材を通じて、著者が死生観、宗教観を磨いていくのを追体験できます。あ、うちは代々墓諦めて、一心寺さんにお願いしていく方向です。会でも話出てましたが、墓じまいで悩んでる人多そうなので、そちら方面で続編をぜひ。
読了日:10月26日 著者:井上ミノル
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱4 (電撃コミックスNEXT)艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱4 (電撃コミックスNEXT)
読了日:10月25日 著者:種十号,「艦これ」運営鎮守府
日英インテリジェンス戦史: チャーチルと太平洋戦争 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)日英インテリジェンス戦史: チャーチルと太平洋戦争 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
軽い気持ちでポチった本やったけど、けっこうマジな学術書やった。(読むのに時間かかった。)太平洋戦争開戦前の英日関係を諜報という観点から読み解く本。だよなぁ、と思ったのが、イギリスが、対独戦にアメリカを巻き込むという視点で日英関係を見つめていたところ。謀略好きのきらいはあるけど、イギリス外交の面目躍如といったところ(何回も大混乱してるけど。)いやはや、新しい観点を発見できる良書でした。ただ、読むにはそれなりの覚悟が必要なマジメな本。
読了日:10月24日 著者:小谷 賢

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