8月分読書まとめ

8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1649
ナイス数:35

路地裏で考える (ちくま新書)路地裏で考える (ちくま新書)感想
しみじみとしたいい本だなぁ。平川さんも円熟の極致。内田百閒もお好きというのは初耳だったけど、百閒ファンで平川ファンのあたしとしては非常に嬉しいお話。
読了日:08月29日 著者:平川 克美
ネットと愛国 (講談社+α文庫)ネットと愛国 (講談社+α文庫)
読了日:08月17日 著者:安田 浩一
ヒトラーの正体 (小学館新書 ま 12-1)ヒトラーの正体 (小学館新書 ま 12-1)
読了日:08月16日 著者:舛添 要一
生命科学者たちのむこうみずな日常と華麗なる研究 (河出文庫 な 40-1)生命科学者たちのむこうみずな日常と華麗なる研究 (河出文庫 な 40-1)感想
阪大の仲野教授が生命科学者の伝記を読んでの評伝集。これまで、宇宙物理学者や数学者の列伝は数々読んできたけど、よく考えると生命科学者の伝記ってあんまり読んだことがない。宇宙物理学者などなどに比べると奇人・変人のたぐいはあまりいらっしゃらないような。(そういうヒトが取り上げられてないだけかも。)研究に対する姿勢や師弟関係など、実はなんちゃら細胞の検証番組で、手厳しく批判していたのが著者、というのも理解できる内容。仲野先生の自伝も面白かったですよ。
読了日:08月13日 著者:仲野徹
イスラムが効く!イスラムが効く!感想
あの内藤先生とあの中田先生の対談本となれば読まないわけにはいかない。中東地域の専門家と自らムスリムイスラーム法学者が、西洋の世界観(もはやキリスト教的世界観ですらない、との指摘はなるほど)を植え付けられた読者の「常識」をガンガン揺さぶってくる。非常に面白く読んだのだけれど、そして、右に振れすぎたものを真ん中に戻すには左に振らなければ、というのも分かるのだけれど、全編イスラーム賛歌で、イスラームが抱える問題については、ま、そんなこともあるけどね、という感じはちょっと…。にしてもミシマ社はいい本出すよなぁ。
読了日:08月01日 著者:内藤正典,中田考

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