2月分読書まとめ

2月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:851
ナイス数:27

「影の総理」と呼ばれた男 野中広務 権力闘争の論理 (講談社現代新書)「影の総理」と呼ばれた男 野中広務 権力闘争の論理 (講談社現代新書)感想
野中広務って人に以前から興味があって、色んな本を読んできた(自著を含む)。自らが感じた痛みを共有する人の先頭に立ち、後進に道を拓くことに生涯をかけたという印象。徹底的なリアリスト(目的は手段を正当化するタイプ)のため、理念がないとの批判も受けた。何度も言うが、戦争を実際に経験した世代が退場しつつある今、彼らの戦争だけは二度とあかんという叫びは非常に重要。また、著者の、小泉劇場政治を報道すればするほど、その一角を担ってしまうという自覚はメディアとして大事。←大阪のメディアもね。
読了日:02月13日 著者:菊池 正史
仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか (文春新書)仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか (文春新書)感想
鹿児島に全然お寺がない、という話は、どっかで聞いたことがあったし、京都、奈良の神社の縁起を見てると、神仏分離の話は必ず出てくるのだけれど、あちこちでこんなことになってたとはねぇ。大阪の場合、寺町が固まってるので、やはりある程度はなくなったのかもしれないけど、それ以前に、信長、秀吉に、寺社ともに結構むちゃくちゃされてますからなぁ。面白かったです。
読了日:02月11日 著者:鵜飼 秀徳
常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット (朝日新書)常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット (朝日新書)
読了日:02月07日 著者:内田 樹

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