12月分読書まとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1628
ナイス数:14

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)感想
さらば国分寺書店のおばばと並んで、書名からは一体どこの誰が何を書いたのかさっぱり分からない。ただ、サイモン・シンを読んでいるとやたら名前の出て来るリチャード・ファインマンの自伝というのはいつしか知るようになったが、なかなか読む機会に恵まれなかった(高いし)。いやはや、物理学者は変わり者を地で行くような人だが、その主張はカール・セーガンにも通じる、健全な懐疑主義。ただ、この人は疑問を感じると「自分で」確かめずにはいられない、というのが少し違うが。古き良き時代の大学の雰囲気も分かる良書。
読了日:12月22日 著者:リチャード P. ファインマン
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
読了日:12月21日 著者:リチャード P. ファインマン
ローカリズム宣言―「成長」から「定常」へローカリズム宣言―「成長」から「定常」へ
読了日:12月14日 著者:内田 樹
内田樹による内田樹 (文春文庫)内田樹による内田樹 (文春文庫)
読了日:12月12日 著者:内田 樹
トラオ 徳田虎雄 不随の病院王 (小学館文庫)トラオ 徳田虎雄 不随の病院王 (小学館文庫)感想
いやはや、すごい人だわ。冷静な筆致で特捜検察批判を展開して、最高検察庁幹部を激怒させたという青木が、魅力を感じてしまう。また、城山三郎が確かに好きそうな人物ではある。あたし的には、目的が手段を正当化するタイプのヒトは苦手なので、このヒトの下で働きたいとは絶対思わないけど、はたで見ていたい気はする。非常に濃密で面白い一冊。
読了日:12月08日 著者:青木 理

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