1月分読書まとめ

2017年1月の読書メーター 読んだ本の数:3冊 読んだページ数:892ページ ナイス数:18ナイス 日本の身体 (新潮文庫)日本の身体 (新潮文庫)感想 様々な日本の(ラグビーだけは違うか)「動き」を極めているヒトに、これまた体の動きということには一家言ある内田センセがインタビューするという対談集。内容的にはこれまた内田センセの「いつもの話」であるわけなのだが、インタビュイーが様々で非常に面白い。個人的には内田センセが師匠に話を聞く章とマタギの話が面白かった。こどものころに剣道をやっていたが、剣道の動きも独特。何十年もたって、今更ながら、なるほど、と思わされることもあった。 読了日:1月26日 著者:内田樹
潮新書 街場の共同体論潮新書 街場の共同体論感想 まえがきでも本文中でも何度も先生自身がおっしゃるとおり、「いつもの話」。曰く、日本社会は成熟度合いを深め、世界に類を見ない安全で豊かな国になったから、「こども」ばっかりでもシステムが回るようになった。それ自体はものすごい達成だが、システムが壊れだしている今、「大人」がいないとシステムは壊れるに任せるままになる。だから、今日本社会がまっさきにやるべきは「大人」の養成だが、教育システムが構造的に破壊されてきている、と。「いつもの話」ではあったけど、面白く読めた。うむ、正月ボケではなかったようだ。 読了日:1月19日 著者:内田樹
世界の英語を歩く (集英社新書)世界の英語を歩く (集英社新書)感想 鳥飼先生の本でWorld Englishes(世界諸英語)という概念を読んで、購入。正月休みボケのせいか、いまいち内容が頭に入ってこない。著者の言いたいことは分からんでもないのだが、なんか拡散してるような。言いたいこととか紹介したいことがたくさんありすぎてポイントがボケてるというか。で、奥付を見て、なんや10年以上も前の本かよ、と。いずれにしても三刷まで行ってる「語学書」なのに、英語の誤植が多いのはちょっと…。寿司の紹介で、raw fishs liceってパッと見たときには一瞬絶句した。 読了日:1月16日 著者:本名信行
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