2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1837ページ
ナイス数:26ナイス

慨世の遠吠え慨世の遠吠え感想
鈴木邦男というと、新右翼の代表的存在で、一水会のヒト。昔むかし、朝ナマに、故野村秋介と一緒によく出演してた。このヒトはアタマのいい懐の深いヒトだと思う。右翼思想を極めるには、左翼の言い分もわきまえなければならない、というごくごく当たり前の知的活動を行っている。で、本書では、今のネット上なら「サヨク」と言われかねないような発言連発。政治家の決断は国家の存続をも左右するという点で、「文句があるなら次の選挙で落とせばいい」というレベルでない、という内田センセの指摘は重要。
読了日:3月26日 著者:内田樹,鈴木邦男
人類が消えた世界 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)人類が消えた世界 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
怖い本です。生物学、化学、物理学、などなど、幅広くカバーされてます。
読了日:3月20日 著者:アラン・ワイズマン
渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫)渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫)感想
絶滅モノSFの不朽の名作と言われる1冊。帯には小松左京推薦、確か星新一も言及してたような気がする。これは怖い本だ。小説を読む際に登場人物に感情移入する人はかなりやりきれない気分になるだろう。(割と客観的に読むあたしでも、後味はかなり悪かった。)それと小さな子どもがいる人も。にも関わらず、すごく透明な感じのする本でもある。純粋な恐怖を描いていると言ってもいいだろう。英豪では大作家とされている人らしい。SFと言うより、人間模様を描いた作品なのかもしれない。アーヴィングと同じくらい、後味の悪い名作。
読了日:3月15日 著者:ネヴィル・シュート
聖地巡礼ライジング: 熊野紀行聖地巡礼ライジング: 熊野紀行感想
学生の頃から熊野が好きだ。大阪からだと通称イロハ(国道168号線)で十津川経由本宮から新宮へというのはロングドライブコースで何度も行っている。あたしのハンドルは熊野速玉大社(からとった旧国鉄の夜行寝台鈍行)からきている。で、例によって皆さん好き勝手喋っているのだが、ナビゲーターがしっかりしているので安心して読める。本書にも出てくる先達がいると、こんなに違うのか。那智の滝も何度も行ってるのだが、しばらくご無沙汰。ぜひ近いうちに子どもを連れて行こう。
読了日:3月6日 著者:内田樹,釈徹宗
人名の世界地図 (文春新書)人名の世界地図 (文春新書)
読了日:3月4日 著者:

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