2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
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ナイス数:28ナイス

ノマドと社畜 〜ポスト3.11の働き方を真剣に考えるノマドと社畜 〜ポスト3.11の働き方を真剣に考える感想
Twitterでおなじみメイロマさんの電子書籍ということで、興味深く拝読。確かにノマドって言葉は最近よく聞くんだけど、専門職=professionalということがわかってないヒトが多いんだなぁ、と。ノマド型が中心になっていくべきかどうかは意見の分かれるところやけど、安易なノマド礼賛は派遣労働の規制緩和の時の議論と全く同じやなぁ、専門職の端くれとしては感じました、はい。
読了日:1月18日 著者:谷本真由美(@May_Roma)
アホの壁 (新潮新書)アホの壁 (新潮新書)
読了日:1月18日 著者:筒井 康隆
9条どうでしょう (ちくま文庫)9条どうでしょう (ちくま文庫)感想
見事なまでに4者4様の見解ではあるが、憲法第9条を改正する意味がない、という点でまとめられた一冊。あたし的には、内田、小田嶋、平川の3氏の論考は馴染みのあるものであり、安心して読めた。拾い物だったのが、町山氏であり、9条改正を主張するものは自らが軍隊に行け、という論点はあたしが感じていた違和感にきれいに合致した。改正論者、あるいは軍備増強論者の言には自らが先頭に立つという気概が全く感じられず、武力の行使に必然である苦難や悲惨さを他人事として捉えているように思えてならなかったのだ。「世界の警察」なんていう厄
読了日:1月16日 著者:内田 樹,平川 克美,町山 智浩,小田嶋 隆
橋本治と内田樹 (ちくま文庫)橋本治と内田樹 (ちくま文庫)感想
うーむ、なんだか怖い本だ。 内田センセは自らを対談の名手と認じているが、あたしもそのとおりだと思う。その言は闊達自在にして対談相手を振り回すところにその対談の醍醐味がある。(もちろん、ちゃんと論をなしているのであり、ムチャぶりばかりという意味ではない。) ところが本書においては、そのウチダタツルが、徹頭徹尾振り回されっぱなしなのだ。内田センセの対談本で、これほどウチダタツルのセリフに「・・・」が多いものを見たことがない。(その逆はよくある。) センセは、橋本治が大好きで、橋本に批評されたことを、ジョン・レ
読了日:1月16日 著者:橋本 治,内田 樹
移行期的混乱: 経済成長神話の終わり (ちくま文庫)移行期的混乱: 経済成長神話の終わり (ちくま文庫)感想
学生時代と仕事をするようになって何が変わったかと言えば、本を買うのに迷うことがなくなったということ。特にお気に入りの著者の場合は躊躇はない。とはいえ、蔵書スペースには限りがあるので、文庫が出るならお財布にも優しいし、とは閑話休題。 数々の起業に関わってきた著者が日本、そして世界がおかれている現状を、史上初めてのものではないか、という観点で描き出した労作。なにか答えを手短に求めるヒトは著者を永遠に理解できないだろう。しかし、未来を考えるとき、何をすべきかを言うのは難しいが、何をすべきでないかは考えることがで
読了日:1月15日 著者:平川 克美
大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)感想
再読にはかなりの時間がかかった。大阪や日本、さらには世界の現状を咀嚼しながら読むと、この数年の政治的熱狂について、オルテガの論を肯定的に利用する勢力もいるかもしれないと考えたからだ。もちろんそれは表面的な読み方にすぎず、まさに甘やかされたお坊っちゃんのなせるわざになるわけだが、果たして、あたしたちにそれを見抜くだけの眼力が備わっているのか、少しく暗い心持ちにさせる名著である。
読了日:1月15日 著者:オルテガ・イ ガセット
iMac コンプリートガイド Mountain Lion対応版 (MacPeopleBooks)iMac コンプリートガイド Mountain Lion対応版 (MacPeopleBooks)感想
すっげぇ概略だけやった。もうちっと細かい話は別の本を読まなアカンのね。
読了日:1月9日 著者:マックピープル編集部
日経 Linux (リナックス) 2013年 02月号 [雑誌]日経 Linux (リナックス) 2013年 02月号 [雑誌]
読了日:1月9日 著者:
スターリン秘録 (扶桑社文庫)スターリン秘録 (扶桑社文庫)感想
佐藤優が解説。米原万里に酷評され、公的記録として刊行されたことを改めて評価されたという。先日来、佐藤優米原万里を再読してきて、彼らの文章が空恐ろしさに満ちているのに、本書にはその戦慄を感じない。スターリン体制の醜悪さが、反共産というイデオロギーで曇らされているのと、両者に比べて圧倒的に文章が下手。このヒトの方がよっぽど文章のプロのはずやのにねぇ…
読了日:1月6日 著者:斎藤 勉
オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)感想
米原万里唯一にして珠玉の長編小説。嘘つきアーニャと併読すると最高。悲しくも美しい物語。
読了日:1月5日 著者:米原 万里

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