12月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5869ページ
読んでた本の数:4冊
積読本の数:4冊

▼読んだ本
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
何度読んでも心が震える名著。白い都のヤスミンカは生涯ベストに挙げられる素晴らしい作品。
読了日:12月31日 著者:米原 万里
石の花(5)解放編 (講談社漫画文庫)石の花(5)解放編 (講談社漫画文庫)
再読までかなり間があいたが、初読時と感想は変わらない。米原万里ユーゴスラビア現代史を知るのに最適と絶賛したすばらしさで、一気に5冊を読ませる。そして、米原の白い都のヤスミンカを知る読者は、近年のユーゴ紛争を坂口が果たしてどのように見たのか、思いを馳せる。フィーは果たしてヤスミンカを救えるのか?ユーゴという多民族国家の団結と崩壊の歴史はあまりにもむごく切ない。このような作品があるからこそ、日本のマンガはcomicではなくMangaとして評価されるのだろう。
読了日:12月30日 著者:坂口 尚
石の花(4)激戦編 (講談社漫画文庫)石の花(4)激戦編 (講談社漫画文庫)
読了日:12月30日 著者:坂口 尚
石の花(3)内乱編 (講談社漫画文庫)石の花(3)内乱編 (講談社漫画文庫)
読了日:12月30日 著者:坂口 尚
石の花(2)抵抗編 (講談社漫画文庫)石の花(2)抵抗編 (講談社漫画文庫)
読了日:12月30日 著者:坂口 尚
石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫)石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫)
読了日:12月30日 著者:坂口 尚
国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)
同一著者連読傾向のあるあたしとしては、至極全うな選択。自壊する帝国と順序を変えて読んでみると、著者の文筆家としての実力が格段上がっているのがよく分かる。ただ、本作が駄作かと言えばそうではなく、情報分析のプロとしての鋭い目は恐れるものを知らず、冷徹なまでの自己分析も見事。新自由主義ナショナリズムの不気味な勃興を正確に見通していたことだけでも、本書を一読の価値のあるものにしている。
読了日:12月27日 著者:佐藤 優
自壊する帝国 (新潮文庫)自壊する帝国 (新潮文庫)
宗教という観点で再読。著者が同志社で神学を学んだプロテスタントであることは有名。ソ連崩壊におけるロシア正教の位置づけが示される。故米原万里がかわいがっていたことでも有名な著者だが、神学という非常に幅広い周辺知識を必要とする学問を学んだことが、結果として彼を非常に有能な外務官僚かつインテリジェンスの専門家にしていく過程は圧巻。
読了日:12月26日 著者:佐藤 優
現代霊性論現代霊性論
読了日:12月26日 著者:内田 樹,釈 徹宗
小田嶋隆のコラム道小田嶋隆のコラム道
あのオダジマさんが、あのミシマ社から、あの内田センセと対談付きで!買わないワケにはいかぬ。そして、期待を裏切らない面白さ。 違ってたら申し訳ないが、クラシックを勉強してるヒトが楽譜どおりにジャズを弾いてもちっとも面白くない、とはいえ音楽も分からんヒトがアドリブだけで演奏すると、それはただの雑音に過ぎない。オダジマさんが本書でゆるーくリキセツしていたのはそういうことではないかと、ちょっぴりお粗末なクリスマスディナーでの生演奏を聞いていて思った。
読了日:12月24日 著者:小田嶋 隆
聖書VS.世界史 (講談社現代新書)聖書VS.世界史 (講談社現代新書)
ヒトというミクロと世界あるいは宇宙というマクロを同一のものとして説く仏教関係の本を読んできて、そろそろマクロを支配するミクロたるヒトを生み出した絶対者たる神、という位置づけのキリスト教関係の本が恋しくなって再読。キリスト教神学の話ではないものの、随所にその特徴が続出する。傍らに聖書を置いて読むことがおすすめの名著。社会科学として歴史学が成立していく過程で、神学が衰退していく様が生き生きと描かれている。うーん、スリリング。
読了日:12月24日 著者:岡崎 勝世
現代人の祈り (サンガ新書)現代人の祈り (サンガ新書)
うーむ、個人的に浄土真宗ブーム。
読了日:12月20日 著者:内田樹,釈徹宗,名越康文
法然親鸞一遍 (新潮新書)法然親鸞一遍 (新潮新書)
というわけで、釈和尚の「凡人にも理解できる」入門書に戻る。宗教関係の書物、特に宗教思想を扱ったものは敷居が高く、一度読んだだけではなかなか頭に入らない。そして、折に触れて再読することで、味わいが増すこともある。これは良書であることが条件ではあるが。本書は、そんな欲求をこれでもかと満たしてくれる。引き続き、現代人の祈りに移行する予定。それにしても親鸞ってすごいヒトやなぁ。
読了日:12月19日 著者:釈 徹宗
親鸞入門 (講談社現代新書 (251))親鸞入門 (講談社現代新書 (251))
親鸞の生涯と思想を概観。難解な宗教用語も散見されるが、親鸞思想と浄土信仰を俯瞰するには好著。浄土仏教とキリスト教、特にプロテスタントとの類似性をなんとなく感じる。人に優しく自分に厳しい人生を送ったという点で、親鸞は日本の宗教界での一大偉人と呼ぶことができよう。師の法然にも興味が湧いてきた。
読了日:12月18日 著者:早島 鏡正
飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの
ミシマガジン連載中から毎回楽しみにしていた江さんの関西食コラム集。あたしはお酒は飲まないので、お酒がらみの話はふーん、と思うしかないのだが、食も酒もすべて、場が大事、という論旨で一貫しているため、ミナミの生まれ育ちのあたしにも激しく頷ける。Webで読んだものでも、紙になればやはりほしい。できれば本書は街の本屋さんで買うてほしいなぁ。三島さんも江さんもそう望んでるやないかな。ちゃいますか、江さん?
読了日:12月15日 著者:江 弘毅
日本の公安警察 (講談社現代新書)日本の公安警察 (講談社現代新書)
読了日:12月14日 著者:青木 理
恐怖の2時間18分 (文春文庫)恐怖の2時間18分 (文春文庫)
読了日:12月13日 著者:柳田 邦男
原発労働記 (講談社文庫)原発労働記 (講談社文庫)
今となっては、今後数十年は人が近づけそうにない福島第一原子力発電所の内部を詳細に描いた本書の価値は揺るがない。ただ、著者には帰るべき場所があった。本書を捉えてフクシマを語ることはやめてほしい。ただ、そう思った。
読了日:12月12日 著者:堀江 邦夫
大阪の神さん仏さん大阪の神さん仏さん
相も変わらずの釈住職が今回は天神さんの高島さんの魅力を引き出している。釈先生って対談のホストとしてものすごい実力の持ち主のように思う。暴れん坊だんじりエディターを前にしても、哲学する武道家をあいてにしてもさらりと受け答える技は大したもんだ。本著でも高島先生の無茶ぶりを昇華させ、話を深めている。ぜひ続編を期待したいところ。というか、ナカノシマ大学行きたかったなぁ。
読了日:12月11日 著者:釈徹宗,高島幸次
日経 Linux (リナックス) 2013年 01月号 [雑誌]日経 Linux (リナックス) 2013年 01月号 [雑誌]
読了日:12月10日 著者:
▼読んでた本
小田嶋隆のコラム道小田嶋隆のコラム道
著者:小田嶋 隆
飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの
著者:江 弘毅
大阪の神さん仏さん大阪の神さん仏さん
著者:釈徹宗,高島幸次
日経 Linux (リナックス) 2013年 01月号 [雑誌]日経 Linux (リナックス) 2013年 01月号 [雑誌]
著者:
積読
小田嶋隆のコラム道小田嶋隆のコラム道
著者:小田嶋 隆
飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの
著者:江 弘毅
大阪の神さん仏さん大阪の神さん仏さん
著者:釈徹宗,高島幸次
日経 Linux (リナックス) 2013年 01月号 [雑誌]日経 Linux (リナックス) 2013年 01月号 [雑誌]
著者:

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