うーむ、今月は冊数が少ない・・・。
1月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3949ページ

女王陛下の英語―エレガンスとユーモア (講談社現代新書)女王陛下の英語―エレガンスとユーモア (講談社現代新書)
この本、エリザベス2世女王陛下の話だと思ったらがっかりする。(まぁ、少しは触れられているけど。)Queen's Englishの直訳なのよね、書名は。その辺が紛らわしいけど、イギリス駐在時のエピソードを元に、特にコックニーについて色々と書いてるのは新鮮。あぁ、このヒトイギリス好きなのねぇって分かる本。
読了日:01月31日 著者:倉田 保雄
イギリス貴族 (講談社現代新書)イギリス貴族 (講談社現代新書)
また出た、同じ著者の連続読みぐせ(笑)。でも、筆致が軽くて、読みやすいんだもんねぇ。イギリスの貴族、キーワードはノーブレス・オブリージュ。これに尽きるね。大馬鹿の限りを尽くしたヒトも多いけど、高貴なる責任を持ってるから、いまだに階級社会が継続中なんでしょう。
読了日:01月30日 著者:小林 章夫
イギリス名宰相物語 (講談社現代新書 (1452))イギリス名宰相物語 (講談社現代新書 (1452))
イギリスの王さんの本を書いたのと同じ著者による作。あぁ、講談社現代新書だなぁと味わい深く噛みしめるのが正しい読み方なのだろう。中身はなかなかにハードコアで、読み応えも十分。イギリスの議会政治を概観したいヒトには一読をお勧め。
読了日:01月28日 著者:小林 章夫
日本の軍事システム−自衛隊装備の問題点 (講談社現代新書)日本の軍事システム−自衛隊装備の問題点 (講談社現代新書)
湾岸戦争当時、あの「独特の」頭髪で一躍有名になった軍事評論家の著。いや、中身はものすごくしっかりしてる。数字を挙げて、純粋に軍事経済上自衛隊の装備がこれでいいのかどうかを問うている。確かしばらく前に亡くなりはりましよねぇ。「護憲派」も「改憲派」も一読すべきかな。特に、おもちゃのように、空母をもてたら言うヒトにはぜひ読んで欲しいもんですねぇ
読了日:01月27日 著者:江畑 謙介
イギリス王室物語 (講談社現代新書)イギリス王室物語 (講談社現代新書)
イギリス王室の「特徴的な」王様を8人選び出して、イギリス王室を語ってしまおうという野心作。この人の文章は読みやすいので好きなんだよなぁ。それと、いかにも講談社現代新書って感じのする良書だと、個人的には思ってる。
読了日:01月26日 著者:小林 章夫
諸子百家―中国古代の思想家たち (岩波新書 青版 437)諸子百家―中国古代の思想家たち (岩波新書 青版 437)
いやぁ、昔の岩波新書は気概が違うね。最近これだけ品格のある文章を書くヒトはいませんなぁ。岩波新書もすっかり政治色が強くなって、ある意味手頃になったのかもしれないけど、お高く止まった岩波新書、読みやすい講談社現代新書っていう住み分けがなくなった気がしますなぁ。
読了日:01月25日 著者:貝塚 茂樹
週刊 ダイヤモンド 2011年 1/15号 [雑誌]週刊 ダイヤモンド 2011年 1/15号 [雑誌]
烏賀陽弘道氏@hirougayaがツイートしてて、購入。先週号だった・・・。あ、特集はかなり読めましたよ、内部資料ももりもり満載で。
読了日:01月20日 著者:
ジョークで読むロシア (日経プレミアシリーズ)ジョークで読むロシア (日経プレミアシリーズ)
ロシアジョークときたので思わず手に取る。帯に著者の写真が載っていて、名前と顔とを見比べ???ってなったけど。モスクワ生まれの帰化した方だったのね。(でもなんで旧姓井本なんやろ?)内容はジョーク紹介というよりは、ロシア経済の現状を分かりやすく解説するもの。身びいきかなぁ、と思う部分もないではないが、リーマンショック以降のロシア経済を知るには、手軽に読める本。
読了日:01月19日 著者:菅野 沙織
全線開通版・線路のない時刻表 (講談社文庫)全線開通版・線路のない時刻表 (講談社文庫)
路線の選択がいかにも宮脇さん。幹線は瀬戸大橋くらいで(あ、青函トンネルもか)あとはローカルばっかり。勿論、新幹線とかも乗りたかったやろうけど。
読了日:01月17日 著者:宮脇 俊三
ひとりでは生きられないのも芸のうち (文春文庫)ひとりでは生きられないのも芸のうち (文春文庫)
打って変わって、内田センセの最新刊。しかし、あたしも飽きずに同じ著者の本ばっかり読むこっちゃ。こちらもいわゆるコンピ本だけど、巻末のおまけ(内田センセと三砂センセと鹿島センセの鼎談)がかなり面白かったりする。鹿島センセの解説もイケテます。本文はいつもの内田節で、内田ファンは安心して読める1冊。
読了日:01月14日 著者:内田 樹
子どもは判ってくれない (文春文庫)子どもは判ってくれない (文春文庫)
内田センセとしてはかなり初期の、例のコンピレーション。文体も近頃の融通無碍な感じが少なく、若干固め。中身もかなりハードで、読んでる途中で何回も自分の胸に手を当てて、これってあたしがコドモなん?と思わされた。ウチダタツルの書くものって売れてるらしいけど、なんかあの軟弱な文章がイヤ、なんて言ってるヒトがいるなら、いっぺん読んでみることをお勧め。かなり考えさせられること請け合い。
読了日:01月13日 著者:内田 樹
日経 Linux (リナックス) 2011年 02月号 [雑誌]日経 Linux (リナックス) 2011年 02月号 [雑誌]
継続は力なり、ってことにしとこぉ
読了日:01月12日 著者:
疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)
世の疲れてる方々にお勧め。あたしも少し癒された
読了日:01月11日 著者:内田 樹
津軽 (新潮文庫)津軽 (新潮文庫)
青森に遊びに行くのに予習ということで。太宰は学生時代に読んだ斜陽以来。星新一は太宰の文体を絶賛だが、確かに、メロスや斜陽では味わえないものがある。他の著作も読んでみようかなぁ。
読了日:01月09日 著者:太宰 治
街場の現代思想 (文春文庫)街場の現代思想 (文春文庫)
賢くなれる本
読了日:01月07日 著者:内田 樹
こんな日本でよかったね―構造主義的日本論 (文春文庫)こんな日本でよかったね―構造主義的日本論 (文春文庫)
とりあえず、今の日本や大阪を見越したような以下の引用に尽きる。「『維新』と言われると思わず武者震いし、『乾坤一擲』とか『大東亜新秩序』とかいう/スローガンに動悸が速まり、『一億総懺悔』でも『一億総白痴化』でも『一億総中流』/でもとにかく『一億総』がつくとわらわらと走り出し、『構造改革』でも『戦後レジー/ムからの脱却』でも、とにかく『丸ごと・一から・刷新』と聴くと一も二もなくはし/ゃぎだすのが日本人である。
読了日:01月05日 著者:内田 樹
健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 (角川Oneテーマ21)健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 (角川Oneテーマ21)
内田センセを再読連発。あたしゃこの本面白いねんけど、おかしいんかなぁ(笑)。マジョリティの端っこの方で、いつでも逃げてやるぞっていう態勢でってのがいいですよねぇ。
読了日:01月05日 著者:内田 樹,春日 武彦
街場のアメリカ論 (文春文庫)街場のアメリカ論 (文春文庫)
自分が伝えようとしていることについて、何も知らないヒトを読者として想定する。故宮脇俊三中央公論で名編集者としてならしていたころ、全集物の企画である大学教授に原稿を頼んだら、中身がさっぱり分からない。先生、これは誰を読者に想定しておられますか?という問いに、誰々くんと何々さんと後はえーっと、いや先生、小学生に説明するつもりで書いてください、と言ったというのは有名なエピソード。名文は死なないという典型とトクヴィルに対する見事なオマージュ
読了日:01月04日 著者:内田 樹

読書メーター