食べ物のなんとか、とは

旅行者の朝食 (文春文庫)

旅行者の朝食 (文春文庫)

 あたしの読書傾向として、気に入った作家をとことん読み続けるというのがある。蔵書で一番多い著者は、中学時代から読み続けていた星新一だし、宮脇俊三も20冊を超えるはず。一時は内田百輭にはまり、椎名誠に凝った時期もある。

 そんな中、米原万里は安心して読める作者の1人で、食事時に見つけて即購入。やはり面白かった。いわゆるユーモア感覚とは、やはり正常な批判精神と常識がなければ成立しないのだと再確認。